朝日中でネットモラル講演会

ハイパーネットワーク社会研究所の
渡辺律子副所長らが講師を務めた

 別府市立朝日中学校(亀川義徳校長、445人)は「ネットモラル講演会」を17日午後1時10分、同中学校体育館で開催し、全校生徒が出席した。
 講師は、ハイパーネットワーク社会研究所の渡辺律子副所長、別府警察署生活安全課の佐藤佑樹生活安全主任の2人。
 2人は「インターネット犯罪について」をテーマに▽インターネットに関する犯罪被害の実態▽インターネット犯罪を未然に防ぐために―などについて講演した。
 渡辺副所長が「情報リテラシー能力とは、インターネットやメディアから得た情報を正しく理解し、使うための力。リテラシー向上のためには、情報を疑う、自分の思考を疑う、立ち止まって一度自分で考える癖をつける、自分の情報を守るためにできることをする、悪意のある人とつながる危険性を覚えておくの5点」と説明した。
 そのほか、過去に実際にあった不適切な投稿、誹謗中傷の書き込みは匿名でも発信者を特定できることなどについてもふれた。
 佐藤生活安全主任もネットモラルについて警察の観点から話をした。
 最後に、後藤優空生徒会長が「私たちは身近にネット環境があるので、本日の講演会で学んだ被害者にならない、加害者にならないなどのことを活かして、生活していきたいと思います」と謝辞を述べた。