明豊高校野球部の激励壮行会

激励壮行会で決意表明する山内真南斗主将
甲子園に向けて1日午後、出発した

 第106回全国高校野球選手権大会に出場する大分県代表の明豊高校野球部の激励壮行会が1日午後1時30分、同校多目的室で行われた。同校生徒や保護者ら約120人が参加した。
 式では、長野恭紘別府市長が「夏の大会4年連続と大変素晴らしい甲子園出場を果たしてくれた皆さん、心よりお喜び申し上げます。選手の皆さんの頑張りはもちろん、監督、部長、校長、保護者、試合に出た選手も出なかった選手もみんなで掴みとった4年連続の出場だと思います。今年は別府市制100年、8月1日で甲子園も100年を迎えました。なにか因縁を感じます。私たちの望みは『アレ』です。『アレ』を持って帰ってほしいと思います」。
 二宮滋夫学校法人別府大学理事長は「今年は4連覇がかかるという重圧の中の県大会でした。その重圧をはねのけて、甲子園の切符を勝ち取りました。いよいよ甲子園大会です。全国の強豪を相手に戦います。大分県の高校野球、大分県の高校球児の代表として正々堂々と力いっぱい試合に望んでください」とそれぞれあいさつ。
 岩武茂代校長が「いろんなことを乗り越えて、ここまで来た。ここまでやれたのは仲間がいたから、そして支えてくれた保護者の皆さん、明豊の友だち、地域の方々、指導者らみんなの力です。これまで頑張って培ってきた力を最大限に発揮し、甲子園で実を結んでほしい。心を一つにして、甲子園でしっかり頑張ってほしい」。
 小城崇宜PTA会長は「甲子園ではチャレンジをする立場と思います。チャレンジャーの方が楽しめると思いますので、一生に一度しかない2024年の夏の甲子園に悔いのないように頑張って。結果は後から付いてくると思いますので、結果は偶然ではなく、皆さんが積み上げてきた必然的なもの。暑いので体調管理をしっかりとしながら頑張ってください」。
 村中希綺明豊高校生徒会副会長は「目標に向かってひたむきに頑張る姿を見て、同じ在校生として誇りに思います。明豊高校野球部が今年一番長い夏を過ごせるよう、ケガや体調には気をつけて最後まで全力で頑張ってきてください」。
 杉田寧妙行小学校児童会長は「大分県代表として甲子園出場を勝ち取った皆さんを、本当に誇りに思っています。どんなときも仲間を信じ、心を一つにして最後まで諦めずに頑張ってください」とそれぞれ激励した。
 同小学5年生の加藤峻司さん、3年生の加藤大司さんの2人から激励の折り鶴を受け取った山内真南斗野球部主将が「県初の4連覇を達成できたのも、自分たちの力だけではなく、別府市民の皆さまをはじめ、明豊高校関係者の皆さま、保護者の方々の力があったからだと自分たちは感じています。夏の甲子園大会では、自分たちがやってきたことを全て出して、必ず優勝して明豊高校に優勝旗を持ち帰りたいと思います。応援よろしくお願いします」と力強く決意表明をした。
 最後に、後藤明文明豊会長が「3441チームが甲子園をめざし、49校が出場します。運もあるでしょうが、体調やコンディションを整えながら、試合に臨んでほしい。私は夢を見ました。青山通りと別府駅前通りを校歌をつくった南こうせつさんにきていただき、パレードをするもの。正夢になるように、初戦を突破して23日の決勝戦に残るように頑張って、優勝を勝ち取ってほしい」と激励をし、後藤会長の発声で「ガンバロー」を三唱した。
 式終了後、選手はチア部の応援を受けながら、同校東口よりバスで甲子園に向け出発した。