亀の井バス株式会社(東欣哉代表取締役社長)は「新人バスガイドの発表会」を5日午前9時20分から午後1時30分まで、実施して会社関係者やガイドの家族など13人が参加した。
昨今のバス乗務員不足によりバス実車研修(ガイドトライアル)が困難な中、定期観光バス(別府地獄めぐり)に乗務するまで成長。その姿を新人バスガイドの家族を招いて発表会を行った。
発表会では、新人バスガイドの山口和湖さん(23)=別府市出身=を含め13人が集合。東社長があいさつし、別府営業所を出発した。北浜バスセンターを経由し、海地獄に到着。入口前で集合写真を撮影後、山口さんは実際に海地獄を案内した。
両親は娘の仕事ぶりを初めて見て、嬉しそうに笑顔を見せていた。
海地獄を出発後、血の池地獄、北浜バスセンター、亀の井ホテルを回った。
山口さんは「両親に発表しましたが、お客さまと同じように案内することを心がけたのですが、身内ということもあり、緊張しました。両親も純粋に地獄めぐりを楽しんでいると感じられたので、嬉しかったです。『意外とちゃんとできてるね』という言葉をもらったので、ちょっとは社会人としての姿を見せることができたと思いました。今後は、お客さまのニーズに合わせて対応できるバスガイドになりたいです」と述べた。