主要地方道や国道など整備促進

3つの期成会がそれぞれ総会を開き、
県や国への要望内容などについて意見交換をした

 別府挾間間道路改修促進期成会(別府市、由布市)、別府・耶馬渓・行橋ルート国道整備促進期成会(別府市、中津市、宇佐市、日出町、福岡県行橋市、みやこ町)、別府国東地域開発促進期成会(別府市、杵築市、国東市、日出町、姫島村)の道路関係3期成会が6日、ビーコンプラザで令和6年度総会をそれぞれ開催。会長は、いずれも長野恭紘別府市長。
 議事では、それぞれ令和5年度事業・決算・監査報告、6年度事業計画案・予算案を審議、承認。また、役員についても現役員を再任することを決めた。各土木事務所から、進捗状況などの報告もあった。
 別府挾間間道路改修促進期成会では、主要地方道である別府挾間線道路改良事業における、未整備部分である由布市挾間町の来鉢から国道210号交差点までの整備促進を推進するとともに、毎年8月10日の「道の日」の啓発活動の実施、大分県や国に対する要望活動を行う。
 総会終了後、長野別府市長から成瀬哲哉県土木建築部参事監兼道路保全課長に、未整備部分の整備推進の要望書を手渡した。
 別府・耶馬渓・行橋ルート国道整備促進期成会では、同ルートの整備推進として、国道500号(58・5㌔㍍)と国道496号(中津市山国町~行橋市間55・5㌔㍍)の整備推進を進めるとともに、県や国へ要望を行う。
 総会終了後、長野会長が瀬戸祐介県土木建築部参事監兼道路建設課長に、林善弘行橋市都市整備部長が宮地伊織福岡県道路建設課長技術補佐にそれぞれ要望書を手渡した。国道500号では、別府市の▽明礬温泉付近の改良整備▽国道10号から海地獄交差点の間の無電柱化整備、宇佐市の▽安心院町楢本から荘の間の自歩道整備▽安心院町東椎屋地区の改良整備▽安心院町日岳から中津市本耶馬渓町東谷岩屋地区の改良整備。国道496号では▽中津市山区町毛谷村から県境間の改良整備▽県境のみやこ町野峠のトンネル化の促進▽みやこ町犀川の帆柱から上伊良原の間の改良整備▽行橋市泉小学校から釜割池の間の歩道整備、を要望した。
 別府国東地域開発促進期成会は、未整備部分の計画的な道路整備の推進を図るとともに、「道の日」の啓発活動や大分県や国に対する要望を行う。
 長野会長が瀬戸参事官に要望書を手渡した。要望書では、別府市部分で県道別府山香線、別府一の宮線、東山庄内線の拡幅など。日出町部分で別府山香線の改良整備。杵築市部分で国道213号の自歩道整備促進と野田地区の事業化、県道成仏杵築線、県道八坂真那井線、県道山香院内線、県道久木野尾尾立線、県道豊後高田安岐線の拡幅、大分空港道路及び日出バイパスの4車線整備の事業化。国東市部分では、国道213号の歩道整備や渋滞対策の着手、ゆずり車線の整備推進、県道両子山武蔵線、県道赤根富来浦線、成仏杵築線、県道国東安岐線、県道文殊山浜線の道路改良などについて整備促進や事業化を求めた。
 さらに、10月には3つの期成会が合同で中央要望を行うことも決め、地域住民の安心安全のため、地域の産業、経済、観光、文化が継続的に発展するためにも、計画的な整備と予算の確保などを求める要望書案についてもそれぞれ承認をした。