中国烟台市から公式訪問団来別

コロナ禍を経て久しぶりに別府市を訪れた
烟台市の公式訪問団

 別府市と友好都市の中華人民共和国山東省烟台市の公式訪問団が7日午後4時、別府市役所を訪問した。
 別府市と烟台市は、1985年7月26日に別府で友好都市締結を行い、来年で40年になる。別府市日中友好協会の協力で民間交流を盛んに行っているが、公式訪問団の来別は久しぶり。
 訪れたのは、張濤・副市長をはじめ孫賦欣・市人民政府外事弁公室主任、徐強・市公共交通管理支隊長、馬寧・市芝罘区副区長、王凝・市外事総合サービスセンター通訳。
 阿部万寿夫別府市副市長が「心から歓迎します。ここ数年は、コロナ禍で行き来が叶いませんでしたが、久しぶりに訪問いただき、ありがとうございます。私も秋には訪問させていただく予定で、楽しみにしています。短い滞在ですが、ゆっくり温泉に浸かり、疲れを癒してください」と歓迎のあいさつ。
 加藤信康市議会議長も「市制100周年の年に訪問をいただき、うれしく思います。私は日中友好協会の副会長もしており、これまで烟台市には2度訪問したことがあります。活動を通じ、民間交流で必ず仲良くなれると思い、続けています。これまで以上に仲良くなれるようにしていきたい」と述べた。
 張烟台副市長は「美しい温泉の町を訪れることが出来て、うれしく思います。私は初めての日本ですが、娘が以前別府を訪問したことがあり、八仙人像の写真も見ており、実際に見ることが出来て縁を感じます。皆さんの来訪をお待ちしています。友情と友好交流がさらに深まるように願っています」とあいさつした。
 訪問団はこの日、鉄輪地獄地帯公園内にある、友好都市締結20周年の際に烟台市から贈られた八仙人像を見学し、海地獄を訪れるなどした。