夏休み子ども向け「体験学習」に21人

堀田温泉の源泉で説明を受ける参加者ら

 別府市観光・産業部温泉課の「夏休み子ども向け企画 楽しく温泉を知ろう!温泉体験学習」を7日午後1時30分、堀田温泉で開催し、市内の小学5、6年生とその保護者ら21人が参加した。特定非営利活動法人別府温泉地球博物館が共催。
 講師は、京都市の龍谷大学の山田誠准教授と温泉マイスター5人。
 まず参加者は堀田温泉の源泉の見学のため移動し、温泉マイスター2人が「堀田温泉は地下310㍍から自噴しており、多くの場所に送られている。ここの源泉が止まると別府市の温泉の半分が止まる」と説明。泉源によって湯垢の違いがあることを分かりやすく体験させるため、実際に触った。
 堀田温泉休憩室に戻って休憩後、別府温泉のポテンシャル・温泉資源保護の現状・市営温泉供給事業と噴気造成泉などについて説明した。
 分析実験では参加者は5グループに分かれて、山田准教授の指導で▽血の池地獄▽堀田温泉▽永石温泉▽水道水▽重曹▽精製水―の6種類の分析、それぞれが結果を発表した。
 参加した児童は「温泉に興味もあり、夏休みの自由研究にいいと思って、応募しました。すごく楽しみ。どの温泉の泉質やどんな効能があるかを知りたい」と話した。