マイコプラズマ肺炎増加

 大分県は14日、第32週(5~11日)の感染症の速報値を発表した。マイコプラズマ肺炎が増加傾向にあり、注意を呼びかけている。
 マイコプラズマ肺炎は、細菌に感染したことで起こる呼吸器感染症で、6~12歳がかかることが多いが、成人も感染する。
 県内の11医療機関からの報告では、定点当たり1・82で、過去最高の2・0に迫る勢い。県が独自に小児科から受けている報告では、定点当たり3・58で、すでに過去最高を更新している。
 新型コロナの感染者は、定点当たり11・52で、前週の18・66から減少している。
 保健所別では、東部が17・67と多く、次いで大分市13・47、中部8・75、西部8・6、豊肥7・8、北部7・5、南部7・0となっている。いずれも減少しているが、お盆休みなどで人の往来が増えていることから、注意が必要。
 マイコプラズマ肺炎、新型コロナともに、しっかりとした手洗いと場面に応じたマスクの着用、体調が悪い場合は、早めの受診が重要となる。