別府でインターハイ飛込競技始まる

パリ五輪の男子高飛込で銀メダルを獲得した
玉井選手を特別表彰
別府翔青高校の池辺選手が
宣誓を行った

 令和6年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の水泳競技大会・飛込、第92回日本高等学校選手権水泳競技大会が17日、別府市営青山プールで始まった。男女それぞれ、シンクロナイズド飛込3㍍飛板飛込、3㍍飛板飛込、高飛込が、44人の選手が出場して20日まで行われる。
 午前9時から、別府市立青山中学校体育館で開会式が行われ、冒頭、先日閉会したパリ五輪で日本飛込界悲願のメダルを獲得した、男子高飛込銀メダリストの玉井陸斗選手(兵庫県・須磨学園)に特別表彰が贈られた。
 前回大会総合優勝の男子・小松大谷高校(石川県)、女子・米子東高校(鳥取県)が優勝杯を返還。山根一寿公益財団法人日本水泳連盟常務理事が「歴史と伝統を誇る今大会には、その後、国内外で活躍した多くのトップ選手が出場しています。日頃の鍛錬の成果を十二分に発揮し、悔いのない演技をしてほしい。パリ五輪では、玉井選手が飛込界悲願のメダルを獲得しました。帰国直後ではありますが、今大会に出場してくれます。出場する選手の健闘を祈ります」とあいさつ。開催地の別府市から岩田弘副市長が歓迎のあいさつをした。
 選手を代表して、別府翔青高校の池辺寛人選手が「日頃の練習の成果を十分に発揮すると共に、『ありがとうを強さに変えて』のスローガンの下、大会に関わってくれている全ての関係者への感謝の気持ちを忘れず、正々堂々と最後まで戦い抜くことを誓います」と力強く宣誓をした。
 競技は一般の見学もできる。玉井選手と池辺選手は20日の男子高飛込に出場予定。