株式会社アマネク(安達禎文代表取締役、東京都)は、「アマネク別府ゆらり」で、18、19日に小学生向けのホテル職業体験を実施した。県内外から13人が参加した。
アマネクでは、ホテルを旅の拠点としてだけでなく、地域社会や文化に基づく様々な学びを提供する「アマネクアカデミー」を実施している。別府で職業体験をするのは、初めて。体験を通じて、ホテルの仕事に興味を持ってもらうキャリア教育の一面もある。
18日午後1時、入社式を行い、岸大祐支配人が「ホテルでの仕事を体験してもらい、楽しさと魅力を感じてもらえればと思います。スタッフが精一杯フォローをしますので、何でも相談してください。夏休みのよい思い出になればと思います」とあいさつ。アマネクホテルの紹介やホテルでの仕事の紹介ビデオを見たあと、3班に分かれておもてなし研修やチェックイン体験、バックステージツアー、ベッドメイキング体験をした。
ベッドメイキングでは、始めにお手本を見たあと、ベッドをグチャグチャにして、今度は子どもたちがキレイにした。2人と3人に分かれて1つずつベッドをキレイに。スタッフから「もっとキレイにしわを伸ばして。今日、お客様が泊まる部屋だから、頑張って」と声をかけられ、枕の向き、キレイにしわを伸ばす方法、宿泊客に少しでも快適に過ごしてもらうための細かなこだわりを教えてもらった。
チェックイン体験では、お母さんたちのチェックインを子どもたちが行った。夜はかき氷を作ったりして楽しい時間を過ごした。また、子どもたちは準備された自分たちの名刺をスタッフと交換するなど、社会人気分を体験した。翌日は、チェックアウト体験もして、退社式を行った。
祖母がインターネットで見つけて弟と一緒に参加した毛利咲花さん(9)は、「初めてだったけど、楽しかった。ベッドメイキングでシーツをピンと伸ばすところが面白かった」と話した。