「第二回多様な学び親の会」に22人

講師を務めた小原猛・玖珠町立
学びの多様化学校長

 別府市立西中学校PTA(髙橋淳子会長)主催の「第二回多様な学び親の会」が19日午後4時、同中学校多目的ホールで開催され、保護者、同中学校区内の南小と山の手小の教員、中部中の保護者ら計22人が参加した。
 講師は、玖珠町立学びの多様化学校の小原猛校長。
 小原校長は、1997年から杵築市内の小学校で3年、別府市の南立石小学校で6年の合計9年間、小学校教諭として勤務。2006年から18年間、別府市教委などで教育行政などに携わり、今年4月から九州初の公立小中一貫校の玖珠町立学びの多様化学校の校長に就任した。
 小原校長が就任した学校は、不登校の子どもたちのそれぞれの個性にあわせた柔軟なカリキュラムを組むことができる。
 「私が開校式のときのあいさつで『できない理由を考えるだけでなく、できるための方法を考える』と言いました。私たちは一人ひとりが主役として、安心して自分らしく過ごせる学校をめざすことをコンセプトとしています」と述べた。
 同学校の概要、カリキュラムなどを説明し、保護者からのメールの一部分として「先生方が笑顔で楽しそうにしている姿が、本人にとって学校に行く力になっているようです」と紹介された。
 最後に「トライ&エラーを繰り返しており、自信と謙虚さのバランスが必要。そして笑顔で迎えて笑顔で見送るようにしている」と話した。
 講演終了後、参加者から質問があり、小原校長が丁寧に答えた。