別府市の総合戦略策定審議会

総合戦略の策定に向けて
審議会委員を委嘱した

 別府市は、第1回別府市総合戦略審議会を26日午後3時半、市役所で行った。第3期の別府市総合戦略の策定に向けて審議を行う。委員は、学識経験者や産業、観光、金融、労働、福祉、芸術など26人で構成されている。
 長野恭紘別府市長が委員一人ひとりに委嘱状を手渡して「地方が主役という地方創生の考え方は素晴らしいと思いますし、国のあり方として地方があるからこそ国があるという考え方が主流になっていると思います。それぞれの地域も一生懸命耐えるべき時は耐え、国や県、市民からの支援をいただき、様々なチャレンジをさせていただいてきた。しかし、3期にいく前に総括をすることも大事だと思います。今一度、国や県、市の役割をしっかりと認識しないといけない。人口ビジョンやKPI(数値目標)などだけにとらわれるのではなく、市民の幸せがしっかりと達成できたかを1つの指標にして第3期の策定をしていきたい。次の100年に向けて、素晴らしいビジョンを作っていきたい」とあいさつした。
 委員長に河村貴雄別府商工会議所副会頭、副委員長に藤本武士立命館アジア太平洋大学国際経営学部長を選任した。
 議事では、今後のスケジュールや統計データ等による現状分析、現行の戦略KPI達成状況などの説明を受けた。今後は、具体的な取り組みや目標の提案を行い、次回は市民参画も予定している。来年1月には、戦略案をまとめることにしている。