床下浸水など被害

 別府市は、台風10号に伴い設置していた災害警戒本部を30日午後8時、災害連絡室に移行、大雨警報(土砂災害)が解除されたことから、31日午前9時35分、連絡室も閉鎖した。
 午後5時には7カ所の避難所を閉鎖し、1カ所だけ開設していた野口ふれあい交流センターも午後8時で閉鎖した。同時に、朝見川の浸水想定区域に対する避難指示も解除。また、別府市に発令されていた土砂災害警戒情報が解除されたことを受けて、高齢者等避難も解除。
 一方で、強い雨が長時間続いたことなどから、地盤が緩んでいることが考えられることから、山間部では引き続き土砂災害への注意が必要。
 人的被害の報告はないが、建物では床下浸水5棟、一部損壊2棟の報告があった。山間部を中心に道路が通行止めになっている箇所があり、安全を確認した後、復旧作業にあたるという。
 別府市の施設では、RECAMP別府志高湖が当面休業。コミュニティバス内成棚田線が9月2日から一部運行再開、実相寺パークゴルフ場は9月1日から再開する。別府ロープウェイ及び九州焼酎館は当面の間休業。亀の井バスは31日も運行見合わせや迂回運行の可能性がある。