本田博文日出町長が任期満了で退任

職員に見送られながら退任する本田町長

 日出町の本田博文町長(71)の任期満了に伴う退任式が4日午前11時、町役場で行われた。
 職員を代表して、恒川英志教育長が「平成28年就任当時、日出町の財政はとても厳しい状況に直面し、職員は大きな不安を抱えていましたが、力強いリーダーシップで行財政改革などを着実に取り組んだことにより、今では当時とは比較にならないほど、財政基盤は強靭なものになりました。すべての世代が安心して暮らせる町づくりを進めてこられた。町の発展と住民の幸せの両立をさせるために示してくれたリーダーシップは、職員にとって大きな学びとなりました。8年間、本当にお疲れ様でした」とあいさつ。
 来賓の金元正生町議会議長が「2期8年の長きにわたり、町政の舵取りをしていただき、心から感謝とお礼を申し上げます。多くの功績をのこされたことに経緯を表します。心と体をゆっくり休めてほしい」と述べた。
 本田町長は「8年間、大変お世話になりました。いろんな事業をしてきましたが、よくついてきてくれたと感謝しています。『住むなら日出町』と言われるようにしたいと8年前に就任しました。子ども医療費の助成の拡大、学校給食センターの建替え、新型コロナの感染防止や経済対策などに取り組み、その時々で大変な協力をいただきました。機構改革にも取り組みました。就任の時に皆さんに頼られる役場に、明るい職場にして町民が来やすいようにしようとお願いしました。説明がていねいになったなどの声が聞こえるようになった。これからも続け、町民に親しまれる役場にしてほしい。大きな課題はまだまだあります。1つ1つ解決していくには、職員の知恵と力が必要です。力を結集して、新しい町長の下で素晴らしい成果をあげてほしい。お世話になりました」とあいさつ。
 職員から花束を受け取り、一人ひとりの顔を見ながら、ゆっくり歩いて退室。50分に職員に見送られながら、役場を後にした。