別府市制100周年を記念した写真アルバム「別府市の100年」(A4版、280ページ)が完成し、発行所の樹林舎(本社、名古屋市)から本社に届いた。
カラー写真で振り返る「別府おもいで八景」、第1部「明治・大正・昭和前期」、第2部「昭和戦後・平成・令和」の順で構成されている。
どの写真も提供者名を載せている。「市制施行祝賀杉門」は「大正13年4月1日、待ちに待った市制が施行された。別府駅前には祝賀のアーチが設置され、5発の祝砲の花火が打ち上げられた。パレードなどの祝賀行事は同月15~17日の3日間にわたり行われた」と記している。
また、フォトコラムでは本紙の檀上陽一社長が「米軍進駐の光と影」を寄稿している。
監修に当たった別府史談会の永野康洋理事は「今回本書では市制施行のころから現在まで約100年に及ぶ貴重な写真を市民の皆様から提供を受け、不足する部分は絵葉書などで補完し約600点掲載している。その内容は、大きな出来事、かって存在した施設、何気ない姿などを捉えたものである。懐かしむとともに、近代別府のあゆみを知ることのできる内容となっているもので、家族で見ながら楽しむのもよいのではないだろうか」と序文を寄せている。
定価は9990円、発行部数は千部限定。発売元・問い合わせは大分図書(電話097・553・1220)。