文科大臣が別府大学看護学部を認可

文部科学大臣に認可された看護学部の説明をする
友永植学長、村中陽子学部長候補者
来年1月に完成予定の建設中の新校舎
=別府大学提供

 別府大学は看護学部開設認可についての記者発表を6日午前10時、同大学24号館5階520会議室で行った。同学部は来年4月に開設する。出席者は、友永植学長、村中陽子学部長候補者。
 初めに友永学長が同学部設置の経緯について「令和4年1月31日、別府医療センターによる看護大学設置・運営法人公募事業を発生した。11月11日に事業者が採択された」と述べ、その後、設置準備の体制づくり、今年8月29日に文部科学大臣より設置認可されたとの説明があった。
 続いて、中村学部長候補が学部のめざす人材養成などについて説明した。
 人物像は「生命の尊厳を基盤とした豊かな人間性と倫理観、確かな看護の専門的知識・実践力を有し、時代や社会の変化に伴う地域社会の健康課題について、多種職連携のもと、自律的に行動できる人材、あわせて自己研鑽を続け、看護学の発展に寄与できる人材を養成する」と述べた。
 特色として①4年間を通したシミュレーション教育=シミュレーションルームとして▽精神・公衆衛生看護学▽成人看護学▽母性・小児看護学▽地域・在宅/老年看護学▽基礎看護学―がある②ICT機器を備えた環境でのハイレベル教育③少人数によるきめ細やかな教育④国立病院機構別府医療センターとの連携による高度な実践的教育―を挙げた。
 そのほか、定員数は80人で3年次に保健師過程を追加選択することができること、4年間のカリキュラムなどについても説明した。
 最後に質疑応答があった。
 看護学部を含む同大学の学部説明会が29日午前10時から正午、大分市のJCOMホルトホール大分大会議室で開催される。