国東オリーブのお土産コンテスト

商品化に向かって一歩踏み出した
「姫だことオリーブの幸せコンフィ♡」
「恋色クリーブフィナンシュ」

 別府大学短期大学部食物栄養科はソラシドエア「国東市の新しいお土産開発プロジェクト」と共同で「オリーブを使ったお土産品コンテスト」を5日午後2時30分、同学部23号館1階食物栄養科実習室、実習食堂・演習室で開催し同科1年生23人が参加した。
 ソラシドエアは2013年12月から15年3月に恋空プロジェクト「世界農業遺産の里国東号」を就航し、運航終了時に国東市と包括的連携協定を締結した。今年度は就航から10周年を迎え、国東市の魅力をより県内外へ広めていくため、国東市の特産品であるオリーブを使った「国東市の新しいお土産」の開発に同科が協力し、コンテスト形式で発表することを決めた。
 今回は、学生が5チームに分かれ、国東市のオリーブをテーマにご飯のお供系、スイーツ系の商品をチームごとに発表した。商品にはオリーブの実、オイル、リーフパウダーの中から商品に合うものを使い、各チームが趣向を凝らした商品になっている。
 友永植別府大学長ら8人が「味と外観」「独創性、新規性」「ネーミング」「価格の妥当性」「流通性、実現性」「国東らしさ」が評価され、グランプリに輝いたのはご飯のお供系部門「姫だことオリーブの幸せコンフィ♡」、スイーツ系部門「恋色クリーブフィナンシュ」と決定した。グランプリの作品は、ブラッシュアップされた後、商品化し、11月30日と12月1日に東京都二子玉川で開催する「ソラシドエアPresentsグリンスカイフェスタ」で販売する。
 「姫だことオリーブの幸せコンフィ♡」を考えたチーム代表の稲葉啓剛さん(18)が「初めての商品開発でしたが、味には自信がありましたから、みんなに食べてもらいたい。自信はあったのですが、他のグループのものを見て『これは無理かも』と感じてしまいました。『幸せのコンフィ』が名前なので、食べた人に幸せな気持ちになってもらえればと思います。まだ辛すぎるかもしれないので、20歳代後半の方からに食べてもらえれば」。
 「恋色クリーブフィナンシュ」を考えたチーム代表の山本愛菜さん(18)は「数ある中からグランプリに選ばれて商品化してくれることは嬉しい。自信はあったのですが、他のものを食べてみたりして他のものがグランプリになると思いました。子どもも高齢者も年齢に関係なく食べて、幸せや『平和だな』と思ってもらいたい」とそれぞれ述べた。