APUで秋の入学式に590人

APU生としての第一歩を
踏み出した学生たち

 立命館アジア太平洋大学(米山裕学長、APU)は、秋の入学式を20日午後2時半、大学で挙行した。日本を含む63の国と地域から590人が入学した。
 仲谷善雄学校法人立命館総長が「これからの時代は、いままで以上に変化が激しく、何をもって正解とするか判断が難しい世界になるでしょう。そこで大切なことは、未来への意志を持つことです。失敗を恐れず、これまでの常識や枠組み、固定観念にとらわれることなく、むしろそれを疑い、未来のあるべき姿を探究する、皆さん一人ひとりの意志ある挑戦を大いに期待しています」。
 米山学長は「このキャンパスは、皆さんにとって大変刺激的で、成長できる場であると信じています。そう思う理由は、多様な学術プログラム、学部生向け初年次教育プログラム、学生団体、国際的な環境、学習支援、APUのミッションの6つです。この旅を始めるにあたって、APUと別府市で得られる機会を最大限に活用してください。挑戦を受け入れ、仲間と交流し、APUでの豊かな経験を積み重ねて下さい」とそれぞれ式辞。来賓の佐藤樹一郎大分県知事とモース・カオガス・フローレンスAPU校友会代表が祝辞を述べた。
 在校生を代表して、ムハンマド・アジナス・アハメドさん(国際経営学部4回生、インド出身)が歓迎のことば。新入生を代表して、サブール・アブドゥルさん(アジア太平洋学部、パキスタン出身)が「私の昔からの夢は、国際関係と外交政策の専門家になることです。私たちは世界をより平和で豊かな場所に創り変える力があることを忘れないで下さい。分断するのではなく、つながり、団結できる地球市民になりましょう」。ラムシャルマ・カルバナさん(経営管理研究科、インド出身)は「私たちは今、学び、新しい友情、文化的洞察、そして自己発見に満ちた、ワクワクするような人生の新しい章の入口に立っています。スキルを身につけ、原理原則を磨き、友情を育み人格を形成することで誰にも負けない魅力的な明日のリーダーとなるためのてこを手に入れましょう」とそれぞれあいさつした。
 式典終了後、先輩たちによるウェルカムパフォーマンスなど歓迎イベントが行われた。秋の授業は10月2日から始まる。