別府市の令和6年度お盆入込速報値

多くの人が別府観光を楽しんだ
(写真は13日海地獄で)

 別府市はこのほど、2024年度お盆(8月10日~15日)の入込調査の速報値を発表した。お盆直前の8日に宮崎県日向灘で発生した地震や南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発令による影響が見られたものの、観光施設の入場客数や宿泊施設の宿泊客数はともに前年を上回った。
 観光施設は、九州自然動物公園アフリカンサファリ、別府ロープウェイ、城島高原パーク、高崎山自然動物園、ハーモニーランド、スギノイパレス、別府地獄めぐり、うみたまご、別府ラクテンチ、アクアビート、地獄蒸し工房鉄輪、地獄温泉ミュージアムの12施設の利用状況を調査。入場客数は、17万6843人で、前年比1%増。天候に恵まれたものの、気温の高い日が続いたことで、屋外施設での入場客は伸び悩んだ。
 交通機関は、高速道路での乗降車数は10万2800台(前年比3・8%増)。船舶(さんふらわあ、宇和島運輸)は降客数7653人(同6・9%増)、降車数2860台(同1・8%増)となった。
 宿泊施設(35施設)では、地震や南海トラフ地震臨時情報の影響で、予約のキャンセルが相次いだものの、外国人観光客や家族旅行などの需要があり、4万2509人で、前年と比べて3・4%増。地域別では、北浜・中央地区1万9352人(同5%増)、堀田・観海寺地区1万2529人(同1・9%増)、鉄輪・明礬地区4120人(同3・1%減)、その他地区6508人(同6・2%増)だった。