ウェールズ短期留学6人が報告

長野市長に帰国と現地での様子を報告した
ケルティック・イングリッシュ・アカデミーで
語学研修(市提供)

 別府市制100周年記念事業として、英国ウェールズで実施した「別府市高校生短期留学プログラム」に参加した生徒6人が19日午後4時45分、長野恭紘別府市長に帰国報告を行い、報告書を長野市長に手渡した。
 ウェールズは、2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップで、大分県で2試合を行い、代表チームが別府市でキャンプをしたことなどをきっかけにラグビーを中心に交流が盛んになっている。また、ウェールズは大分県と「友好と相互協力に関する覚書」を交わしている。海外での異文化体験を通して視野を広げ、グローバル人材の育成を目指すのが目的。
 プログラムに参加したのは、赤峰琉生さん(18)=別府溝部学園高校3年=、秋月祈りさん(17)=県立別府翔青高校3年=、椛田れりあさん(16)=同2年=、幸明日香さん(16)=県立別府鶴見丘高校2年=、佐藤美來(17)=明豊高校2年=、麻生和歩さん(16)=同1年=。
 17日から25日、ケルティック・イングリッシュ・アカデミーで語学研修を受けながら、2人1組でホームスティをして各所を見学。また、別府市と姉妹都市のバース市やウェールズ議会を表敬訪問した。
 麻生さんは「とにかく、世界が違った。自信がつきました、最高でした」。佐藤さんは「日本とは風景も違うし、違う言語を使う機会もあり、新鮮でした。考え方やその国の常識を肌で感じられて良かった」。幸さんは「英語で積極的にコミュニケーションをとるように頑張った。自信になりました」。椛田さんは「日本との文化の違いを学ぶことと、自分の英語力を伸ばすことを目標にしました。リスニング能力が上がった。勇気もついたし、自分から挑戦しようという気持ちが持てて良かった」。秋月さんは「あまりしゃべれなかったけど、話しかけると優しくしてくれて、リスニング力がついた。日本との違いもよく分かり、楽しかった」。赤峰さんは「異国の文化を知ることが出来て、とても良い経験になりました」とそれぞれ感想を話した。
 長野市長は「若いうちに経験が出来て、良かったと思う。これから先の人生に何らかの影響があると思います。この経験を忘れずに、よい糧にして後輩にもつなげていってほしい。是非、国際交流を続けてほしい」と述べた。