演芸場リニューアル、大使委嘱

展示された亀の井バスガイドの制服
大使に委嘱された(左から)中島さん、内川さん

 別府市の別府ラクテンチが進めていた演芸場(延べ2千平方メートル)のリニューアルが終わり開園95周年に当たる21日、オープンセレモニーが開催された。
 セレモニーには約200人が参加。西貴之社長、来賓の長野恭紘別府市長があいさつ。ラクテンチの公式アンバサダー(大使)に元福岡ソフトバンクホークス選手の内川聖一さん、タレントの中島知子さんを委嘱した。
 明星小学校の児童60人が校歌など3曲を歌う「歌のプレゼント」をして、最後はテープカットで祝った。
 演芸場のニリューアルでは、油屋熊八の生涯とラクテンチの歴史を紹介するミュージアムを地下1階、2階に開設した。
 熊八ミュージアムは平野資料館の平野芳弘館長が協力。50年かけて集めた写真、書籍、洋服や熊八が創業した亀の井バスのバスガイドの制服を展示している。地下2階は開園から現在までを紹介している。
 熊八ミュージアムの館長は平野氏が務める。園の名称を「別府ケーブルラクテンチ」に変更した。
 西社長は「ラクテンチは九州で最も古い遊園地で歴史ある施設。別府観光の歴史を後世に伝えたい」と話している。