別府市は1日午前9時、令和7年度予算編成方針説明会をオンラインで行った。
長野恭紘別府市長が「多様に変化していく市民ニーズを的確に見極め、スピード感を持って応えるため、市民から託された貴重な財源と資源を有効に活用し、最大限の効果を発揮する必要がある。激動する社会経済情勢の中で、常にアンテナを高くはり、情報感度を高め、施策に生かしてほしい。各部長には、各政策分野が抱える喫緊の課題に対応する事業に財源を重点的に配分し、大胆かつメリハリの利いた予算要求とともに、部内のマネジメントにとどまらず、市民の幸せを第一に考え、組織に縛られることなく、他部局との連携により課題解決に取り組んでもらいたい」と訓示。
安部政信企画戦略部長が方針を説明し、河野文彦財政課長らが具体的な説明を行った。
基本姿勢として、市税収入等の自主財源の確保に努めるとともに、国県支出金などの特定財源を最大限に活用し、事務事業を実施する。一次経費の枠配分対象経費は、経常経費充当一般財源を抑制して配分。二次経費については、一般財源ベースの要求基準額を設定して、内容を精査して予算要求を行うことを求めた。
第3期別府市総合戦略において、取り組むべき事業政策について特別枠を設置。また、次の100年に向けて、これまで前例のない斬新な発想を政策に実現させるとともに、記念事業からさらに発展させたものなどに取り組むための「別府next枠」を新たに設ける。他にも、市民の心に寄り添った行政サービスの提供や今やるべき事業の厳選、組織横断的な予算要求を行うように、とした。