共産党の大塚氏出馬へ

美馬市議と一緒に来社した大塚氏(左)

 次期衆議院議員選挙で大分3区からの立候補を表明した、日本共産党の大塚義光氏(68)が2日午後4時、美馬恭子別府市議と一緒に今日新聞社に来社し、出馬への思いを語った。
 大塚氏は、豊後大野市出身で、大阪工業大学卒。1983年から、挾間町議を5期務めた。現在、党県北部地区委員長。
 前2回の選挙では、野党共闘で候補者を立てなかったが、立憲民主党が野党共闘に難色を示したことを受けて、候補者をたてることを決めた。
 大塚氏は「安保法制廃止は党としてゆずれないところ。基本の部分で(立民と)政策が合わず、共闘できないということであればと候補者を全国で立てることになりました。党内決起のためにも、地区委員長の私が立候補することを決めた」と話す。
 また、比例の九州ブロックで現在1人のところを、2人に増やしたい考え。
 「国防費の増加など、国全体が戦争をする国づくりに向かっているようで、不安で心配。大分市では、自衛隊の大型弾薬庫がつくられている」。
 また、最近の物価高についても「国民の暮らしは、とても大変になっている。自民党がやってきた、『失われた30年』を石破総理も継続してやろうとしている」とし、大企業優遇政策、裏金問題、統一教会問題などをあげ、「法治国家なので、きちんで解明すべき」と指摘し、「大元を変えていきたい」と話した。