亀川の自然環境を守る会、北部ひとまもり・まちまもり協議会は「冷川ほたるの学校」を9月29日午前10時30分、オー・ビー・シーで開催し、多くの子どもや保護者が参加した。
冷川のホタルは昔、多く飛んでいたが、開発が進み姿を見ることがまれになり、1、2匹まで減った。亀川の自然を守る会(現亀川の自然環境を守る会)が冷川をキレイにし始めて、今年夏の観賞会では300匹を超えるホタルが舞った。これを10年後、20年後、今の子どもが大人になったとき、多くのホタルが見られるようにしたいと考えている。
同協議会の梅木政喜会長が「昔はホタルを手で捕まえていました。今はなかなかそれができません。幼虫をあまり見たことがなかったので、皆さんと一緒に勉強しようと思っています。一緒に学びましょう」。
同会の髙橋伸子会長が「ホタルの赤ちゃんは小さくて可愛いです。みんなで力を合わせて、育てていきたいと思います。よろしくお願いします」とそれぞれあいさつ。
熊本に8つあるホタルの保護団体の中の1つの方平ホタルの会に所属している天明環境保全隊ホタル部会の益田銀河さん(建築塗装益田美装専務)が特別講師を務め、ホタルの生態や一生などを写真や動画を使って説明した。
続いて、ホタルの幼虫放流では、益田さんが今年、冷川のホタルの成虫を持ち帰り卵を生ませて孵化させた幼虫1576匹を里帰りさせた。
終了後、カレーライスが無料配布され、交流を深めた。