子育て家庭に寄り添いサポート

村田代表が
「一緒に学びましょう」とあいさつ

 令和6年度ホームスタートホームビジター養成講座の開講式が8日午前9時15分、おひさまパークで開催された。今年度は、3人が参加した。
 ホームスタートは、小学校に入る前の子どもや妊娠中の人がいる家庭に「ビジター」と呼ばれる研修を受けた子育て経験のあるボランティアが週に1回2時間程度訪問する家庭訪問型子育て支援。話をしたり、一緒に買い物に行ったり、料理をするなど「傾聴」と「協働」で、子育て中の家庭を応援する。別府市では、光町の「にじのひろば」が別府市から委託を受けて行っている。
 村田広子にじのひろば代表が「皆さんは、12回生です。別府でも以前、児童虐待による悲しい出来事がありましたが、私たちは、その前の段階でサポートしています。サポートの幅は広がっています。近くにサポートしてくれる人がいない、どうしたらよいか分からない、子どもの遊ばせ方も分からない、発達障がいがあるなど様々な理由で悩んでいる家庭があります。側にいることで、お母さんたちが元気になっていき、笑顔になったり、部屋がキレイになったり、化粧をしたりするようになる。ビジターがいないとこの事業は出来ない。ビジターは宝。今日から、一緒に学びましょう」とあいさつ。
 来賓の中西郁夫市こども部次長兼子育て支援課長、土谷修ホームスタート九州エリア協議会長、上本満里子にじのひろばホームビジター代表がそれぞれ「楽しみながら講義を受けて、仲間になってほしい。最後まで頑張って」などとあいさつした。
 初日の午前中は自己紹介などをして、午後から土谷会長が「ホームスタートの内容、意義を学ぶ~家庭訪問型子育て支援の役割と意義~」と題して講義を行った。
 今後、11月19日まで7日間で、悩みを抱える家庭への理解や実務、傾聴の方法、危機管理、家庭内での活動など14の講義を行う。