別府市は11日、10日に別府市消防本部敷地内倉庫で発見されたクモが、特定外来生物に指定されている「セアカゴケグモ」であることが確認されたと発表した。市内での確認は、1例目。県内では、36例目。
セアカゴケグモは、オーストラリア原産で、主に熱帯、亜熱帯地域に生息している。メスは、体長0・7~1㌢で、有毒。オスは、体長0・4~0・5㌢で無毒。日当たりが良く暖かいところを好み、ブロックの穴の中や側溝蓋(グレーチング)のすき間、集水桝などで多く発見されている。おとなしい性格で攻撃性は低く、積極的に人を襲うことはないという。素手では、絶対に触らないように呼びかけている。
別府市によると、10日にセアカゴケグモのようなクモ1匹を発見、捕獲したとの情報から、大分県で確認をしたところ、11日にセアカゴケグモであると判明した。発見された場所の周辺で調査をした結果、その他の個体は確認されていない。発見場所周辺は殺虫処理済み。
引き続き、発見場所周辺の調査を行うとともに、市公式ホームページ等を通じて注意喚起を行う。
問い合わせは、生活環境課(電話21・1134)へ。