大分県警察本部生活安全企画課は7日、相次いで発生している警察官がたりの特殊詐欺被害について発表した。
今年10月に入り、警察官をかたるオレオレ詐欺(特殊詐欺)が相次いで発生し、5~6日の2日間で県警が認識した被害件数は6件、被害総額は8070万円にのぼる。
手口としては、警察官や検察官をかたり「犯罪容疑がかかっている」「このままでは逮捕される」などと被害者の不安をあおり、「お金を預かる」「お金の番号を調べる必要がある」などと行って、お金を要求する。2日に発生した被害のときは、SNS上のビデオ通話で、相手から警察手帳のようなものを見せられている。
同課は「警察官や検察官が現金を預かったり、確認することはありません。お金を振り込んだり、渡したりする前に家族や最寄りの警察署に相談してください」としている。
県警本部と県内の15署は11~20日の10日間、令和6年全国地域安全運動を各所で展開し、特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止などを呼びかける。