衆議院議員総選挙きょう公示

小林 華弥子(立憲民主、新、56)

 エチオピア生まれ、10歳まで海外で過ごす。日本女子大学、早稲田大学卒。元由布市議。大分県第3区総支部長。

岩屋  毅(自由民主、前、67)

 別府市出身。早稲田大学卒。平成2年に衆議院議員選挙で初当選。9期。防衛大臣など歴任。令和6年10月に外務大臣に就任。

大塚 光義(日本共産、新、68)

 豊後大野市緒方町出身。大阪工業大学卒。民間企業などに勤め、旧挾間町議を5期務めた。現在、党県北部地区委員長。

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 第50回衆議院議員総選挙が15日公示され、与党の自公政権の信を問う、野党は政権交代を実現するための選挙がスタートした。
 衆議院の定数は、小選挙区289、比例選176で、全465議席。前回まで行われた野党共闘による候補者の調整が進まなかったことから、各党が候補者をたてたことや、自民党が一部議員の比例との重複立候補を認めず、比例候補者をたてたことなどから、3年前の前回を上回る1338人前後が立候補者する見込み。小選挙区の「10増10減」を受けた、新区割りで初めて実施される。内閣発足から8日後の衆院解散、26日後の投開票は、いずれも戦後最短。
 物価高騰対策を含む経済政策や、自民党派閥の政治資金の不記載などの「政治とカネ」の問題などの政治改革などが争点となる。自民、公明の与党で過半数の233議席を獲得し引き続き政権を担えるかが焦点。最大野党の立憲民主党は、政権交代を強く訴える。
 別府市を含む大分3区は、前職で外務大臣の岩屋毅候補に新人の小林華弥子候補(立憲民主党)と大塚光義候補(日本共産党)が挑む構図となった。小選挙区で候補者をたてない政党も、比例区で1つでも多くの議席を得るため、政策を訴えて広く支持を呼びかけている。
 投開票は、27日に行われる。