別府市は、第3回「みんなで話そう 別府市政フォーラム~日本一幸せを実感できるまちづくりを目指して~」を10日午後6時半、ビーコンプラザで開催した。約300人が参加。
別府市が行う様々な事業について、担当する職員が長野恭紘別府市長と一緒に説明をし、市民との意見交換を行うのが目的。今回は、新湯治・ウェルネスの進捗状況、温泉マネジメント計画、上下水道事業、地域公共交通の4つのテーマで実施。
はじめに、長野市長が新湯治・ウェルネスの進捗状況について、説明。「別府市には、旅館・ホテル、温泉施設、飲食店、運動・リラクゼーション施設の4つがすでにありますが、個別最適な旅を提供することで、個々の良さが生きてくる。観光はもはや点の時代ではありません。広域的に面で観光で稼いでいく。稼ぐことで市民生活が豊かになる」とし、好循環を生み出すための、拠点施設を扇山の麓に設置することを説明した。
また、持続可能な温泉地となるため、地下資源の保護などを目的に「温泉マネジメント計画」を策定。さらに、来年4月から上下水道料金が値上がりするため、上下水道事業の現状を説明し理解を求めた。
公共交通では、湯けむりライドシェア関の江循環線の実証実験を1日から運航開始したことなども説明した。参加者からは「温泉の給水管は、災害時はどう対応しているのか」「ライドシェアは、30分に1本ある必要がありますか」などの質問が出た。別府市は「調査をしたところ、高齢者が出かけるのは、午前8時から正午。より利用率が上がるように考えた」「災害時は、職員が1つ1つ見て回る。65カ所には計測器がついていて、温泉課で分かるようになっている」などと答えた。