「乳がん月間」でのれんピンク色に

ピンクリボン運動にちなんでのれんをピンク色に

 鉄輪のひょうたん温泉(田中仁代表取締役社長)は、10月の「乳がん月間」にちなみ、17日から23日まで、乳がん患者がストレスフリーで温泉を楽しめるように「入浴着サポート週間」を実施している。
 乳がん等の手術で体に傷跡がある人も気軽に温泉を楽しめるようにと「入浴着」があり、市内では多くの施設で着用可能となっている中で、利用者から「乳がんの手術を受けてから、人に手術跡を見られるのが気になって、大好きな温泉へ入れなくなった。(入浴着の)着用可能の施設はあるが、入浴着の販売はしておらず、思い立ったとき気軽に動けない」といったメールを受け取った。
 メールをくれた人と電話で話をすると、入浴着が気軽に買えないことや、入浴着のことを知らない人もいるなど様々な理由で消沈している様子を感じ、8月1日から上半身用の入浴着を販売開始。一方で、気軽に入浴を楽しんでもらうためには、入浴着への理解も必要と考え、取り組みを行うことにした。
 期間中は、乳がん撲滅と早期発見の啓発運動である「ピンクリボン運動」にちなみ、正面玄関ののれんをピンク色にし、日本乳がん協会からの許可を得て、のれんにピンクリボンマークをつけた。また、入浴着を着せたトルソー(マネキン)と説明ボードを設置。
 ひょうたん温泉では「入浴着の周知がさらに進み、着用される方々の気がかりが消えて気軽に温泉を楽しんでいただけることと、別府八湯や他県の様々な温泉へ足をのばすきっかけとなれることを願っています」としている。