ドキュメンタリー映画「走れ!走れ走れメロス」と「メロスたち」の特別上映会を20、21日午前11時と午後0時5分から、別府ブルーバード劇場で開催する。1作品1100円、2本立て2千円。
「走れ!走れ走れメロス」は、島根県にある最も小さな県立高校三刀屋高校掛合分校(70人)で4人の高校生たちが初めて演劇を始める。それぞれの劣等感と向き合いながら、演劇に魅せられていく4人が、担任の亀尾佳宏さんとともに初舞台に選んだ題材は、太宰治の名作「走れメロス」。筋書き通りにいかない彼らの物語は、誰も予想しなかった結末へ。
「メロスたち」は、「走れ!走れ走れメロス」の続編。演劇の世界に導いた顧問は異動し、4人だけのメンバーも3年生に進級。高高卒業を控え孤独や葛藤、焦燥感を抱える彼らそれぞれの「選択」を軸に物語が動いていく。
20日の各作品上映後、折口慎一郎監督、出演者の亀尾教諭、出演者の曽田昇吾さんによる舞台あいさつがある。