竹・ルネサンス実行委員会(岩尾一郎実行委員長)は「別府市制100周年 第24回竹と月夜の調べ」を20日午後6時、別府市竹細工伝統産業会館で開催し、多くの人が来場した。当初は19日に開催を予定していたが、同日は雨天の予報だったため、翌20日に延期となった。
別府市民に同会館を見てもらい、改めて竹細工を理解してもらうことが目的。
同会館の駐車場には浮灯ろう200個、竹のオブジェ15個、竹灯ろう250本が飾られ、オレンジ色の淡い光が来場者を出迎えた。
開場した午後6時、駐車場に飾られた浮灯ろう・竹のオブジェ・竹灯ろうをデジカメやスマートフォンで撮影していた。
同会館2階研修室では、多くの来場者が見る前で、平成6年に開館した同館の30周年の節目に、開館運営や別府市の竹産業の振興に尽力された4人に主催者の岩尾実行委員長が感謝状を贈呈した。また岩尾実行委員長、来賓の市原祐一産業政策課長(市長代理)がそれぞれあいさつした。今年4月に行った第71回竹の感謝祭で神前奉納をした伝統工芸士で別府竹製品協同組合の松田浩樹さん、亀井真次さんが長さ3㍍、幅2・5㌢のヒゴを使った「大四海波」(直径約60㌢、高さ約40㌢)を編み上げた。完成すると、来場者から大きな拍手が贈られた。
演奏会では、塩地亜希子さんがピアノ演奏を行った。
最後に、屋外スペースで大四海波を含めた竹製品などのくじ引きを行った。
被表彰者は、次のとおり。(敬称略)
▽別府竹製品協同組合元理事長=亀井学、油布昌孝(いずれも伝統工芸士)▽別府竹製品卸商業組合元理事長=園田展久(株式会社つかさき)、向功彦(有限会社竹苑)