別府鶴見丘高校1年生と乳幼児

乳幼児を抱っこして
あやしたりと触れ合った

 別府市教育委員会は高校生と乳幼児のふれあい体験を22日午前10時25分、県立別府鶴見丘高校で開催した。11月1日まで全6回で、今年で22回目。同高1年生の家庭科授業の一環。
 子育て中の親子と交流することで、子育ての楽しさやいのちの大切さを感じ、愛情をもって子育てをする心を育んでもらう。また、乳幼児にとっても、小さい時から多くの人と触れ合って、人と係わる楽しさや優しい気持ちを育むのが目的。
 初回は、親子11組が参加。生徒約40人が子どもたちのために、黒板や廊下に歓迎の気持ちを込めた装飾をした。手作りのメダルを子どもたちにプレゼント。まずは歌遊びで楽しみながら仲良くなった。
 絵本を読んだり、お母さんたちが持参したお気に入りのおもちゃで一緒に遊んだりした。赤ちゃんは途中から眠くなってぐずる姿もみられたが、生徒は教えてもらいながら抱っこをするなどしてあやした。また、子育ての話を聞くなどした。
 手塚和凛さん(16)は「従兄が小さくて、触れ合うことはあります。とても可愛い。性格もいろいろで、お母さんの話を聞いて、元気でも大変だけど、大人しいのも心配なんだなと思った」と話した。1歳と3歳の子どもを連れて参加した牧摩耶さん(34)は「上の子は最初、沢山の人がいてびっくりして入るの嫌がっていたけど、すぐに慣れて一緒に遊んでいる姿をみられてうれしい。なかなか十代の子と係わることがないので、会話できてよかった」と話した。