「第83回大分県発明くふう展」小中学校の部で最高賞の大分県理事賞を受賞した伊南來恩さん(7)=別府市立大平山小学校1年=が1日午後5時15分、長野恭紘別府市長に受賞報告した。
別府市内の小・中学生から同賞に輝くのは、第65回以来18年ぶり。伊南さんの作品は「森のかくれんぼ」。森や海が描かれた背景に絵が描かれたラップにイラストを描き、懐中電灯で照らすことでカラフルな影絵が映し出される。
保護者の尚哉さん、麻矢さん、安部恵校長、幸治男別府少年少女発明クラブ会長、長野恭紘別府市長、寺岡悌二市教育長、矢野義知教育部長、姫野淳子社会教育課長が出席した。
出席者が紹介された後の歓談で、長野市長が「いつから作るのが好きなの」と聞くと、伊南さんは「幼稚園ぐらいから作るのは好きで、これは夏休みに入ってから作りました」と答えた。実際に伊南さんがやってみせると、長野市長は「すごいな」と感嘆した。長野市長に将来の夢を聞かれた伊南さんは「お父さんみたいな素直な人になりたいです」と答えると、出席者からは拍手が起こった。最後に記念撮影をした。
閉式後、伊南さんは「県知事賞がもらえて、いっぱい褒めてくれたから嬉しかった。作品を作っているときはライトをつけるのが楽しかったです。ラップに絵を描くのが難しかったです。また賞を取れるように頑張りたいです」と話した。
伊南さんの作品は、来年3月に東京で開催される「全日本学生児童発明くふう展」に出品を予定している。