別府市と姉妹都市の英国バース市のバース別府友好協会(エド・ハーカー会長)はこのほど、別府市役所で立命館アジア太平洋大学(APU)の学生13人に対し、「バース別府友好協会特命大使」に任命した。別府市国際交流推進協議会(会長・長野恭紘別府市長)から伝達された。久保隆行APUサスティナビリティ観光学部副学部長と学生10人が出席した。
同学部の客員教授の長野市長の講義などを受講し、バース市でフィールドスタディなどに参加した学生が対象。別府市とバース市は、平成6(1994)年に姉妹都市を締結して以来、行政、文化、スポーツなど様々な分野において相互交流を行っている。特命大使は、両市の友好の架け橋として活動をする。
阿部万寿夫副市長が一人ひとりに任命状を手渡して「別府市とバース市が姉妹都市を結んで、30年になります。多くの交流を行い、市制100周年式典には市長も来てくれ、APUを訪問されたと聞きます。これから、様々な場面で活躍してほしい」とあいさつ。
久保副学部長は「2023年にサスティナビリティ学部ができて、2回生になるタイミングで新しいプログラムづくりを考えています。現地では、協会の皆さんによくしていただきました。学生からは多くの参加希望者がありました。実りある成果があり、来年以降も続けたい」と話した。
引き続き、市制100周年記念事業の「姉妹都市英国バース市別府市中学生交流プログラム」に参加する市内の中学生6人に対して、研修会を実施。バース市は、町全体が世界遺産。写真を使って、町の様子などを紹介し「マイボトルを持っていくと便利」「歩いていると、色々な発見がある」「いっぱい調べて行ってほしい」「簡単な単語でも大丈夫なので、声は大きく」などのアドバイスをした。
中学生は、11月下旬にバース市を訪れることから、真剣な表情で先輩たちの話を聞いた。