別府大学短期大学部食物栄養科は「農林水産省(九州農政局)による講義・学生との意見交換会」を10月22日午後1時、同大学2号館で開催し、同科「フードマーケティング論」の受講学生8人が出席した。
講師は、陶山善広地方参事官、加藤則満総括農政推進官、渡邉久吉主任農政推進官、吉田剛統計専門官の4人。
農林水産省の概要として、組織、政策分野、地方出先機関、九州農政局の機構、大分県拠点の組織図、何のために存在しているのかを説明。農業を取り巻く現状として▽食糧・能ぎゅお・農村基本法の歴史=昭和36(1961)年に農業の発展と農業者の地位向上を目的に制定。38年後の平成11(99)年に国民から求められる農業・農村の役割を明確化し、その役割を果たすための「農政の基本理念」や「制作の方向性」を示すものとして、新たに制定▽改正前の基本法制定後の約20年間における情勢の変化として、国際的な食糧需要の増加と食糧生産・供給の不安定化、人口減少・高齢化に伴う国内市場の縮小、農業者および農村人口の減少などによる農業を支える力の減退▽農業を取り巻く環境―を説明。
グループティスカッションとして学生8人を4グループに分かれて▽現状の感想、10年後のすがた▽どうしたら改善するか―を話し合い、発表した。
続いて、今後の施策として▽改正食糧・農業・農村基本法のポイント4点▽みどりの食料システム戦略―を説明した。