内竈堂面棚田を守る会(恒松恵典会長)は「文化祭」を13日午前11時、内竈地区公民館グラウンドで開催し、多くの人で賑わった。
オープニングでは、ひめやま幼稚園児らが登場して「実りの秋」などを歌い、ダンスを披露した。保護者は写真や動画を撮影し、終了後は来場者から大きな拍子が贈られた。
開会式典で主催者の恒松会長が「本日は良い天気に恵まれました。昨年も言いましたが、私の力ではなく皆さんの力です。10月16、17、18日、長野県で開催された『棚田サミット』に行ってきました。来年は別府でサミットがありますので、皆さんの力も大切なので、サミットを盛り上げるためにご協力をお願いします」とあいさつ。
感謝状贈呈があり、恒松会長が書いてオリジナルのドライフラワーアレンジメントをした世界にひとつしかない感謝状が同氏から立川正夫さん、栗木富二夫さん、荒金加子さんの3人に贈られた。サプライズとして、ひめやま幼稚園児2人が登壇し、恒松会長に感謝状が贈られた。
続いて来賓を代表して寺岡悌二市教育長(市長代理)、加藤信康別府市議会議長、嶋真由美さん(嶋幸一県議代理)、溝部佳子・別府溝部学園副理事長、山内弘美市長公室長がそれぞれあいさつ。
終了後、別府溝部学園高校食物科が調理した内竈の米と別府湾のちりめんを使ったじゃこ飯、内竈の野菜を使った豚汁が250食分が振舞われた。食べた参加者は「美味しい」「作った高校生の愛情が伝わってくる」「まさに地産地消」と話した。同校看護科の生徒が「血圧測定」を行った。
ステージでは、日本舞踊花柳流笹丸会会主の花柳笹丸が日舞を披露した。生け花、神楽、フラダンス、フルート演奏、変面ショーなどもあり、大いに盛り上がった。
また会場には堂面棚田での活動内容の写真なども展示されており、来場者は興味深そうに見ていた。