日出町が日出小に感謝状贈呈

全校で協力して取り組んだ
「人権の花」運動に感謝状が贈られた

 日出町は、町立日出小学校(堀敬一校長、363人)に「人権の花」運動の感謝状贈呈式を13日午後1時半、同校体育館で開催した。
 「人権の花」運動は、おもに小学生を対象にした運動で、昭和57年度から行われている。法務省が都道府県に委託し、さらに市町村に委託されて実施。花の種や球根を学校に託し、子どもたちが協力をして花を育てることで、生命の尊さを実感し、豊かな心と優しさ、思いやりの心を育てるもの。6月に日出小学校に花の種が渡され、育てた花は町役場や日出郵便局、歴史資料館、二の丸館に寄贈した。
 安部徹也町長が児童代表の中村梨愛さんに感謝状を手渡して「6月の交付式から『こころをつなぎ えがおの花を 満開に』をスローガンに掲げて運動に取り組んでもらいました。人権意識を育む大切な経験になったのではと思います。一生懸命育てた花を役場などに配ってくれたことで、人権の大切さは地域にも広がったと思います」とあいさつ。
 堀校長は「花を植える時から、とても暑い日が続き、水やりがかかせなかったと思う。水の入ったジョウロは重いし、暑いし大変だったと思いますが、協力してお世話することで、とてもきれいな花をたくさん咲かせることが出来ました。地域に届ける事も出来て、素晴らしい取り組みになりました。命について考えることができ、心の中にある優しさの花をいっぱい咲かせることが出来ました」と話した。
 児童を代表して、河野菜月児童会長が「縦割り班で協力して思いやりの心で育てることが出来ました。みんなで大切に植えて育てた心とスローガンを引き継いでいきましょう」と述べた。