全国豊かな海づくり大会で表彰

「うみ」の文字で県知事賞を
受賞した佐藤さん(右から2人目)
漁場の整備などの取り組みが認められ功労賞を
受賞した県漁協別府地区4支店の日出町関係者

 第43回全国豊かな海づくり大会で各賞を受賞した日出町関係者が13日午後4時半、安部徹也町長に報告をした。
 町役場を訪れたのは、功労表彰団体の栽培漁業部門大会会長賞を受賞した大分県漁業協同組合別府地区4支店(大分、別府、杵築、日出)の中山公夫別府地区漁業運営委員会会長・日出地区漁業運営委員長、上野英志日出支店長、垣迫誠青年部日出支部長。習字コンクール小学校低学年の部・大分県知事賞の佐藤美月さん(大神小3年)と母親の美緒さん、祖母のあけみさん、河野理大神小校長、工藤健次町議。
 佐藤さんは、3歳の時からあけみさんに教えてもらって書道を始めた。今回は、課題の「うみ」を1カ月ほどかけて50枚ほど繰り返し書いたという。ホテル日航大分オアシスタワーで絵画・習字優秀作品が展示された際、天皇陛下から、難しかったところやどれくらい練習をしたか、皇后陛下から、何歳から習字をしているのかなどのお声かけがあった。佐藤さんは受賞に「すごくうれしかった。日出の海は豊かなので、それを思いながら書きました」と話した。
 別府地区4支店は、日出町を中心に、藻場の育成や栽培漁業に力を入れて取り組んできた。中間育成施設である程度成長するまで育て、放流したり成育環境の整備をするなどしている。中山会長は「今までもアマモの植樹や中間育成など、積極的にやってきました。青年部は、県内でも一番活動をしてくれていると思っています。これからも頑張っていきたい」と話した。
 安部町長は「天皇皇后両陛下の前で表彰されるのを見て、町長として大変うれしく思いました。佐藤さんは、才能を生かしていろんなことを学んで、成長してもらいたい。漁業は、漁獲量が減っている中で取り組みをしてもらっています。これまで以上に漁業振興に一緒に取り組んでもらいたい」と話した。