福祉と消防のイベントを開催

水消火器を体験する親子
多くの人で賑わった福祉まつり

 「2024別府市福祉まつり・市民と消防のつどい」が17日午前10時、別府公園で開催され、約2万4千人が来場し賑わった。
 「福祉まつり」は社会福祉法人別府市社会福祉協議会が主催。「市民と消防のつどい」は別府市消防本部と市防火委員会が主催、一般社団法人日本防火・防災協会が共催、市旅館ホテル等防火管理者協議会と市危険物安全協会と市防炎協議会が協賛。
 「福祉まつり」は、高齢者や障がい者をはじめ、市民誰もが地域社会の中で安心して心豊かに暮らしていける地域福祉を実現することを目的に、昭和63年に始まった。
 「市民と消防のつどい」は、防災技術や災害への備えを知ってもらうため、51年にスタートした。
 当初、「福祉」「消防」が別々に行っていたが、平成6年から相乗効果をはかるため、合同で行うようになった。
 オープニングアクトとして午前9時45分から、市制100周年記念パフォーマンスとして「明豊高等学校チア部」が音楽に合わせてダンスを披露した。
 オープニングセレモニーが午前10時に行われ、主催者の長野恭紘別府市社会福祉協議会長(別府市長)が「このイベントは、誰もがつながってふれあう町づくり、安全・安心の町づくりをみんなでするきっかけづくりのイベント。最後まで楽しんで、別府公園で過ごしてください。今日のイベントを心に残る思い出に残るものにしてください」。
 来賓代表の日名子敦子別府市議会副議長(議長代理)は「市民が豊かに安心に、そして安全に暮らせる町こそが市民の皆さんが望んでいる福祉の町づくりと考えています。私たちの暮らす別府市は、社会福祉協議会をはじめ、各種団体の皆さまの尽力により、さまざまな福祉の取組がなされています。消防団をはじめとし、各種関係者の皆さま方には、地域の防災活動に多大なるご貢献をいただいています」とそれぞれあいさつした。
 続いて、来賓の小野佳子別府市議会総務企画消防委員会副委員長(委員長代理)、主催者の大平順治社協副会長、廣田巌別府市地区社協会長、浜崎仁孝市消防長、藤内英伸市消防団長、久保力夫市旅館ホテル等防火管理者協議会長、下嶋利美市防炎協議会長が紹介された。
 藤内市消防団長の開会宣言後、主催者と来賓者が並び2千個の餅まきが行われると、多くの市民が手を振るなどアピールした。
 ステージでは、明星幼稚園の鼓笛演奏、大分県立別府鶴見丘高校吹奏楽部の演奏、県立別府翔青高校の書道パフォーマンス、市制100周年記念スペシャルコンサートとして「BEPPU♨Anba in‘Blue Birds!‘」がそれぞれ披露した。
 福祉まつり会場では、南・浜脇・石垣などの各地区社協、ボーイスカウト別府9団・アルバハウスたけのこ・別府中央ライオンズクラブなどの団体の模擬店が並び、シフォンケーキ・助六寿司・焼きそば・ボーイ鍋・赤飯・おでんなどを販売した。
 市民と消防のつどいの会場では、市女性防火クラブがフリーマーケット、明石文昭堂が防災品展示販売、(株)消防防災が防災品展示などがあった。
 体験コーナーでは、ちびっこレンジャー(煙体験、鉄棒での懸垂体験など)、放水、水消火器、救命処置があり、はしご車のバケット部分での記念撮影などがあった。
 また別府公園東口脇では、エイドステーション企画の福祉車両展示、大分県糖尿病療養指導士会による医療相談が行われた。
 また当日は「東大×よしもと別府公園ナゾトキ挑戦状~幻の謎解き倶楽部に入団せよ!~」があり、来場者は別府公園内に散りばめられたクイズを解くために歩き回った。