経済産業省九州経済産業局は、九州、韓国、中国の関係者と連携した「第22回環黄海経済・技術交流会議(大分大会)」を別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)などで開催した。九州では7年ぶりの開催。
会議は、九州、韓国、中国の政府や自治体、経済団体企業などが一堂に会する地域間協力のプラットフォーム。「持続可能な環黄海経済圏の形成」をテーマに、カーボンニュートラル、高度外国人材の2つの分野を中心に実施。
14日午後2時、本会議がAPUミレニアムホールで開催された。星野光明九州経済産業局長、韓国の金鐘喆・産業通商資源部通商協力局長、中国の王立平・商務部亜洲司長がそれぞれあいさつ。
カーボンニュートラルに関するプレゼンでは、岩尾誠二大分県商工観光労働部審議監が「グリーン・コンビナートおおいたの実現に向けて」と題して講話。今年1月に「グリーン・コンビナートおおいた推進構想」を策定し、カーボンニュートラルと持続的成長の両立を目指すとしている。
高度外国人材に関するプレゼンでは、米山裕APU学長が「高度外国人材の定着に向けて」と題して、大学としての取り組みを紹介した。韓国、中国両国側からも、2つのテーマについてプレゼンが行われた。さらに、地域間協力に関するプレゼンも行われ、お互いの取り組みなどについて情報を共有した。