別府市制100周年記念事業として、「令和6年度別府市中学生姉妹都市バース市交流プログラム」に参加する中学生6人が20日午後4時45分、市役所で結団式を行った。
別府市と姉妹都市である英国バース市に30日から12月8日までの日程で訪れ、セントグレコリースクールで一緒に授業を受けたり、ホストファミリーと生活を送ったりする。現地では、バース別府友好協会が支援をする。生徒は、これまで実際にバース市でフィールドワークをした大学生から話を聞くなど、出発に向けて準備を重ねてきた。
プログラムに参加するのは、福原礼花さん(15)=中部中3年=、藏吉さくらさん(14)=青山中3年=、小野光大さん(同)=同=、久保田紗那さん(同)=朝日中3年=、笹野夏帆さん(15)=鶴見台中3年=、末松晃一さん(14)=同2年=。
中学生を代表して、藏吉さんが「小学校6年生の時から、外国人の文化に興味を持つようになりました。中学生になって、修学旅行に行った時、海外の人に英語でインタビューしたりAPUの大学生との交流会に参加するなどの経験を通して、日本では経験できない新たな学びを得たいという思いが高まりました。将来、日本と海外をつなぐ架け橋となり、異なる文化や言語を持つ人々が互いを理解し、尊重し、協力できるように働きかける人になりたい。今回の交流プログラムでバースの人と日本とは違う文化や言語を通して、自分の視野を広げたい」とあいさつ。
他の生徒も「英語が得意というわけではありませんが、チャレンジしてみたいと思いました」「たくさん話をして、よりよい経験にしたい」「そこでしか出来ない経験を通して、将来に役立てたい」などと話した。
長野恭紘別府市長は「たくさんの応募があったと聞いています。私も何度か行っていますが、行くと圧倒される。別府とは別の素晴らしさがあります。今、こういう経験が出来るのは、素晴らしいこと。いろいろ見て、吸収してきてほしい。楽しみながら、学んでほしい」と激励した。