別府ONSENアカデミア2024が24日午後1時、ビーコンプラザで開催された。
長野恭紘別府市長が「温泉を化学的に調査し発表してもらっていますが、温泉が堅くならないように楽しく恵みを享受するための会でもあります。学びながら楽しく過ごしてもらいたい」とあいさつ。
発表では、長野市長と松川幸路新湯治・ウェルネス推進室長、猪原圭太同参事が「新湯治・ウェルネス~住む人も訪れる人も健康で幸せなまち~」をテーマに、フランスのヴィシーでの視察状況や、別府市の今後の事業推進などについて話をした。
トークセッションでは、バスクリンが「温泉地での長期滞在のための施策や事例について」と題して、山本英明(一社)音更町十勝川温泉観光協会長、平体直也乳頭温泉郷協同組合理事長、越智英幸道後温泉旅館協同組合事務局長、西田陽一別府市旅館ホテル組合連合会長が登壇。長期滞在を促すため、個々人に合わせた入浴を提案したり、特色の違う温泉を巡る「湯めぐり号」を運行したりとそれぞれが創意工夫をして長期滞在の誘客に取り組んでいる様子が紹介された。
他にも、橋本秀紀アサヒ飲料株式会社研究開発本部研究企画グループプロデューサーや、ポーラの多田明弘美肌温泉プロデュースタスクフォースR&Dディレクター、馬奈木俊介九州大学都市研究センター長が「“免疫力日本一宣言”個人の腸内環境タイプに基づいた泉質判定」、山崎聡(医)雪の聖母会聖マリア病院血液内科主任医長が「高血圧の温泉療法プログラム」、松田貴雄国立病院機構西別府病院、順天堂大学医学部客員教授が「中学生に温泉に入ってもらった!」と題して、それぞれ研究発表を行った。
また、女優の板谷由夏さんが「私らしいウェルビーイングな過ごし方」として、長野市長とトークセッションを行った。