別府で全国農林水産物直売サミット

直売所の工夫を凝らした
取り組みの発表などが行われた

 (一財)都市農山漁村交流活性化機構(須藤徳之理事長)主催の「第21回全国農林水産物直売サミット」が21、22日に別府市の公会堂なでで開催された。テーマは「6次産業の発祥の地で、直売所の未来を描こう~直売所が支える日本の食・農・暮らし~」。
 開会式で、須藤理事長、共催の染谷茂全国農産物直売ネットワーク会長があいさつ。開催地として、尾野賢治大分県副知事、長野恭紘別府市長、北林英一郎農林水産省急襲農政局長がそれぞれあいさつした。
 道の駅きよかわの三浦俊荘駅長が「地域を支えて35年。直売所ができることはすべてやる」と題して講演。活動賞かいとして、道の駅かまえの早川光樹駅長が「新たなニーズを形にする。20代駅長の店づくり」。長崎県の深江町特産直売所の井村ももか店長が「組織のトップ3は女性。ヒト・モノ集まる人気店」。日出町のサザンカクロス野菜館の増田徳義代表取締役社長が「店はもたない。インショップ25年の信頼と実績」と題して、それぞれ取り組みを発表した。引き続き4つのテーマで分科会を開催。
 22日は、別府市、日出町、玖珠町、日田市をめぐる「直売活動・6次産業化の原点を知る」、由布市、中津市、豊後高田市、国東市をめぐる「農業遺産・農村文化の魅力にふれる」、竹田市、豊後大野市、佐伯市をめぐる「海・山・里のキラリと光る直売所」の3つのコースで視察を行った。