別府溝部学園高校(佐藤清信校長)の食物科3年生27人は、21日午前11時半、保護者、出身中学校の校長・恩師らを招いて発表会を行った。
生徒はこれまで3年間で和食、洋食、中華、スイーツを学んできた。前日から仕込みをし、当日も早朝から準備を進め、3年間の学習の集大成として料理を作り上げた。
和食と中華はお弁当箱に入れられ、洋食は生徒が給仕をしてコース料理として振る舞われた。デザートには、フルーツのロールケーキが提供された。出席者は我が子や教え子の成長した姿を見ながら、料理の説明を聞いたり、運ばれてきた料理をスマートフォンで写真に撮ったり眺めてなかなか食べられない人も。
溝部佳子副理事長が「3年間お預かりした生徒がどれほどうまくなったか。一生懸命心を込めて作りましたので、食べて下さい」。佐藤校長も「3年間の集大成です。早い生徒は、朝6時から来て作っていたと聞きます。美味しい料理が出来ていると思います」とそれぞれあいさつ。
机の上には、感謝のメッセージカードが置かれ、生徒は少し照れ臭そうにしながらも保護者らに給仕をした。