議会機能のさらなる強化を
3月の定例会で議長に選出された。
エンジニアとして民間企業で勤務をし、50歳で退職。その後は、日出町総合型地域スポーツクラブ「ひまわりのたね」の設立準備から携わった。「事務局長として約3年ほど関わらせてもらい、その中で、仲間から町議にと言ってもらい、思わぬことでしたが、一度はチャレンジしないと後悔すると思い、立候補しました」と振り返る。
2015年に初当選を果たし、現在は3期目。直近7年間は、ずっと常任委員会や特別委員会の委員長を務めた。「以前、町の基幹システムに不具合があるケースが時々あり、町民からすると『またか』という感じだった。私はエンジニアでしたので、電算関係の特別委員会委員長として携わり、1年で解決しましたが、チェック機能として2年間は特別委員会を残した」と話す。
また、議会改革推進特別委員会の委員長として、ペーパーレス化にも力を入れてきた。「議員16人で、100万円のコストリダクション(ムダなコストを見直して削減する)が出来ている。デジタルが得意な方、そうでない方もいるので、アレルギーにならないように気を付けた」
「議会は行政監視機能と同時に政策形成機能である。地域の情報も入れながら、議会の機能をさらに強化しなければならない状況であります。全国的にそうですが、人口減少の問題があり、空き家も増えている」と言う。
町民に寄り添う議会となるため、「通年議会」の実現にも取り組みたいと意欲を見せる。「通年議会にすることで、専決処分などは出来なくなる。執行部も議会も言い訳が出来なくなる。今からやるべきだと思う」と話す。
今年度は、日出と大神の2つの中学校で出前授業を行い、中学生の意見を聞くなどした。
趣味は、ゴルフと音楽。「バンドを結成したのですが、忙しくて活動できていない」と言う。杵築市出身。妻と1男1女で、現在は町内で夫婦水入らずで暮らす。