21世紀を担う別府っ子表彰式

地域活動やボランティア活動を
積極的に行う青少年や指導者を表彰した

 別府市と別府市教育委員会は27日午後4時、市役所で令和6年度第27回「21世紀を担う別府っ子表彰式」を開催した。
 地域活動やボランティア活動などに積極的に取り組んでいる青少年や青少年の健全育成に貢献している指導者、団体の功労を称え、激励するとともに今後の青少年健全育成の振興に資することを目的としている。
 長野恭紘別府市長別府が青少年の部の3団体と個人1人、寺岡悌二教育長が指導者の部3人に表彰状を手渡した。
 長野市長が「青少年の様々な課題を解決するために、まずは大人が率先して模範を示すこと、また、地域や学校、家庭が協働して子どもたちの居場所づくりをすることが大切だと考えています。青少年の皆さんは、地域活動やボランティア活動に積極的に参加してくれて、大変うれしく思います。指導者の皆さんには、『地域の子どもは、地域で守り育てる』を合言葉にそれぞれ出来ることを考えながら、引き続き、青少年の活動を支え、市民の模範となるようにしてもらいたい。皆で協力して次の100年にバトンをつないでいきましょう」。
 寺岡教育長は「ボランティア活動並びに地域に貢献する姿は、市民一人ひとりが幸せに生きる街づくりの礎になる尊い活動。自分らしくしなやかに生きる自立した人になるためにも、活動を継続してほしい。指導者の皆さんには、互いを尊重し、ふるさと別府を愛する人の育成を目指し、未来を担う大切な子どもたちの支援を引き続きお願いします」とそれぞれあいさつ。
 来賓の加藤信康市議会議長と染谷憲康別府警察署長が祝辞。
 受賞者を代表して、水吉七菜別府溝部学園高校生徒会長(16)が「日頃行っている活動が多くの方々に認めてもらったことをうれしく思い、感謝の気持ちでいっぱいです。亀川クリーン作戦やペットボトルキャップ回収に取り組んできました。活動は、保護者、地域の方々の協力あって行えます。すべて人の代表としての受賞と捉え、感謝したい。これからも地域のためのなる活動を続けたい」と謝辞を述べた。受賞者は次の通り(敬称略)。
【青少年の部】〈個人〉▽阿部ことの(大分舞鶴高校1年)=ジュニアリーダーズクラブ会長として積極的に活動〈団体〉▽古戦場子ども太鼓=石垣原合戦の様子を太鼓のリズムで表現。平成15結成以来、地域活性化、地域の歴史を学ぶなど活動▽大分県立別府翔青高校JRC部=各種ボランティア活動に取り組んでいる▽別府溝部学園高校生徒会執行部=校内外で積極的なボランティア活動に取り組んでいる
【指導者の部】▽牧裕美=浜脇地区青少年育成協議会副会長などとして積極的に活動▽河野重義=登下校中の子どもたちの見守り活動などに尽力▽水谷浩一=朝日校区青少年育成協議会長を長年務め、健全育成や地域文化の継承にも尽力