12月の「師走」に入り、年末年始に向けて世間もあわただしくなっている。泉都・別府でも年末年始に向けた動きが始まった。
市営温泉では、2日、不老泉を皮切りに各施設で大掃除が行われている。日常的にも清掃はしっかりと行われているが、大掃除では、普段以上に徹底的な清掃を実施。この日は、別府市制100周年記念事業として行われている、「Beppu ONSEN Week」の一環として「温泉をみんなでお掃除!」も行われ、子どもや外国人留学生など、さまざまな人達が参加した。
事業者は、高圧洗浄機などを使ってタイルや浴槽、湯出口にもホースをつっこんでていねいに清掃するなどした。一般の参加者は、浴室の床に洗浄液を混ぜた水をジョウロでまき、みんなでデッキブラシを手にゴシゴシと床をみがいた。
市営温泉では、鉄輪むし湯が29日から1月8日まで、営業時間を午前7時半から午後6時(最終受付午後5時半)に変更。湯都ピア浜脇は31日の定休日を臨時営業する。
また、竹瓦温泉、鉄輪むし湯、堀田温泉、柴石温泉、浜田温泉、亀陽泉、不老泉、田の湯温泉、海門寺温泉、永石温泉、湯都ピア浜脇、浜脇温泉、芝居の湯の13施設で21日の「冬至」に「ゆず湯」、元日から3日までは「ざぼん湯」を行う。
各温泉の清掃日程は次のとおり。▽3日=田の湯温泉▽4日=亀陽泉、堀田温泉▽5日=浜田温泉▽9日=海門寺温泉▽10日=永石温泉▽11日=柴石温泉▽16日=浜脇温泉▽17日=熱の湯▽18日=竹瓦温泉▽26日=鉄輪むし湯▽12月の定休日のいずれか=湯都ピア浜脇
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別府市仏教連合会(長山憲隆会長)と別府市仏教青年会(藤田修弘会長)は2日から、「歳末助け合い托鉢」を始めた。昭和22年から続いている。
2日午前9時半、西法寺で開会式が行われ、本堂へ読経をしたあと、浜脇方面に向けて出発した。托鉢の実施や協力を呼びかけながら6人が街中を読経しながら歩いて回った。
6日まで北浜方面、亀川方面、鉄輪方面、野口方面、山の手方面に分かれてそれぞれ1日ずつ行う。
集まった浄財は、別府市社会福祉協議会と大分県共同募金会別府市共同募金委員会に寄付をする。