特別警戒「別府八湯部隊」が発隊

染矢署長らに見送られて
「別府八湯部隊」が警らに出発した

 別府警察署(染矢憲康署長)は年末特別警戒部隊「別府八湯部隊」(隊長・幸田俊光生活安全課長、102人)を2日午前10時、発足させた。年末における事件、事故の発生を防止するため、毎年実施されている。
 今回の活動は▽金融機関における強盗事件の未然防止▽特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス事件の未然防止▽繁華街、住宅街での防犯対策▽幹線道路などでの交通事故・交通違反の抑止―としている。
 別府署大会議室で発隊式が行われ、42人が参加した。幸田課長が染矢署長に人員報告し、続けて幸田課長と谷原一心交通課長が部隊の取り組みについて説明した。
 染矢署長が「昨年より刑法犯認知件数が100件ほど増えている状況。交通死亡事故ゼロの日が300日経過していますが、一昨日、昨日と飲酒運転の検挙があります。いつ死亡事故が起きてもおかしくない状況。思い出してほしいのが、11月9、10日に他県の多くの応援部隊が入ったときは事故の取扱いの件数も少なかった。皆さんの活躍で良い年を迎えられるように、事件事故が起きないように、活躍を期待しています」と訓示。
 参加者は駐車場に移動し、乗車準備をした部隊員に「赤色灯点灯!」、「乗車!」と号令が出て、パトカーに乗車後、市内の警らに出発した。