令和6年第4回市議会定例会が開会

提案理由を説明する
長野恭紘別府市長

 令和6年第4回別府市議会定例会が3日午前10時、開会した。会期はきょうから17日までの15日間。
 定例会では、市執行部が令和6年度一般会計補正予算、特別会計補正予算の予算関係3件、条例関係5件、その他24件の計32件を上程した。
 提案理由説明の際、はじめに長野恭紘別府市長が10月に新湯治・ウェルネス事業にかかる研究・実践拠点施設の設置場所として別府扇山ゴルフ場山側市有地の一部を選定したことや、昭和56年の第1回大会以来、大分県では2回目となる「第43回全国豊かな海づくり大会」が天皇皇后両陛下御臨席のもと11月10日に開催されたことなどについてふれた。
 令和6年度一般会計補正予算として16億3700万円の増額とし、補正後の予算額は661億6420万円。
 主なものとして▽総務費=令和7年度も継続して保育所、幼稚園、小中学校等の給食費保護者負担を軽減するため、当該事業の財源として競輪事業収入を活用することに伴い、財政調整基金積立金の追加額を計上▽民生費=事業所や利用者の増加に伴う自立支援給付費及び障害児通所給付費の追加額を計上。また、就学前教育・保育ビジョンによる市立幼稚園の閉園に伴う5歳児の受け皿を確保するため、中央保育所の増築に伴う経費を計上▽観光費=新湯治・ウェルネスの研究・実践拠点施設を設置する事業手法の検討、市場調査を実施するなど、基本計画を策定する経費を計上▽災害復旧費=今年8月に発生した台風10号により被災した、農地・農業用施設、公共土木施設及び観光施設の復旧費を計上―とした。
 特別会計補正予算は3260万円の増額で、補正後の予算額は303億9518万4千円。介護保険事業において、介護予防サービス給付費の増加が見込まれることに伴う関係経費の追加額を計上。
 競輪事業会計では、44億617万9千円の増額で、補正後の予算額は394億3740万9千円。売上金の増加が見込まれることに伴い、収益的収支及び資本的支出に係る関係経費の補正。
 条例関係は「旧平尾邸の設置及び管理に関する条例の制定について」「住居表示の実施に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」「刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」など。その他として「指定管理者の指定について」などを説明した。