塗り絵コンクールの受賞者ら表彰

花山会長から受賞者に
表彰状が贈られた

 別府市老人クラブ連合会(花山宣昭会長)は「第6回別府市老人クラブ連合会塗り絵コンクール表彰式」を11月28日午前10時、別府市社会福祉会館で行った。
 審査委員長で漫画家の田代しんたろうさんが「塗り絵コンクールの審査は力作ぞろいで心苦しくて、どれを選んでいいのか、自分の絵を描いている方が気が楽。『首里城』とはっきりした対象のときは、調べて塗ることが大切。下調べをして参考にしながら塗って、自分でこうしようと考えて実行することが大切。『東大寺と鹿』は紅葉と思われる葉っぱ、建物、鹿がポイント。賞に入った作品は鹿を第一に考えていると感じました。その後の東大寺や紅葉などに表れている」と講評した。
 花山会長が「前回の応募枚数を超えています。ひとえに皆さんの努力のおかげだと思っています。今後ともよろしくお願いします」とそれぞれあいさつ。
 応募は、「東大寺と鹿」426点、「首里城」406点の計832点があった。その中から最優秀賞2点、優秀賞10点が選ばれ、同日、表彰された。
 「東大寺と鹿」で最優秀賞に輝いた毛利愛子さん(大畑長寿会)が「絵が好きで、老人会で塗り絵を始めて、楽しい。何度か奈良に行っているけど、思い出すのが大変でした。紅葉を赤ではなく、テーマをもらったときの季節として『緑』にしました。塗り絵は今後も続けていきたい」。
 「首里城」で最優秀賞に輝いた野口千代子さん(南立石1区新生会)は「絵が好きなので、一生懸命塗りました。賞をいただき嬉しく思います。塗るのが難しかったので、ネットで調べて参考にしました。『赤』が多いのですが、暗い赤、明るい赤を表現するのが難しかった」とそれぞれ話した。